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ブック・ガイド この本を読んでみよう!お勧めの書籍を紹介
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JUGEMテーマ:ビジネス 人の記憶に残る工夫について書かれた本。記憶に残る授業、記憶に残る広告など、誰が誰の記憶に何を残したいかはそれぞれですが、過去の例を調べて、記憶に残るためのポイントを示してくれています。 読み物としても「ほー!」と読めるのでお勧め。文字がびっしり詰まっていますから、「あれ、もう終わっちゃった…」ということもないでしょう。 JUGEMテーマ:ビジネス たいとるに「お金を稼ぐ!」とあるので、ちょっと怪しい本かと思いがちですが、内容はいたってまっとう。 何のために勉強するのかをよく考え、勉強するよりも「学んだことを使うことを考えろ」という指摘は、多くの人に共通することだと思います。 JUGEMテーマ:地域/ローカル アフリカはなぜ停滞してしまっているのかを鋭く述べた本。私自身、のべ11年以上アフリカに滞在し、現在も毎年のように出かけていますが、この本に書かれているトクにアフリカのリーダーたちの問題には全く同感です。国際協力を考える時、国というものの捉え方自体が日本とは異なっていることを考える必要があります。 この本は、広告やテレビ番組などのメディアに含まれるメッセージが、人々にどんな価値観を植え付けているかを解き明かしています。 お母さんが楽しそうにご飯を作ったり、掃除をする、赤ちゃんの世話をするといった、一見ほほえましそうな映像も、家事や育児は女性の仕事という価値観を人々に与えているのです。アナウンサーは、「働く女性が子育てもしやすい社会」と言って、子育ては女性の仕事のように印象付けます。 ニュースの報道でも、なんらかの意図を持って報道しながらも、あたかもそれが客観的な意見であるかのように伝えて人々を扇動するのです。(ちょっと前の、イラクの人質事件のバッシングとかです。) ファッションや、持ち物、音楽など、これを押さえておかないと流行おくれとばかりに騒ぎ立てます。これを買えば幸せになれるという幻想を与え、消費を促します。 この本を読んでいると、知らないうちにいろんなイメージを与えられ、洗脳されている自分に気がつきます。 他にも、最近問題になっている有害サイトの件も取り上げられています。 今日本では、報道の自由という名のもとに、あらゆる情報が無制限に届けられています。 あふれ出してくる情報の中で、それらをいかに取捨選択して活用していくか、これは子供たちはもちろんですが、親である大人たちも学ぶべきだと思いました。
サモアの酋長ツイアビは1915年頃、パパラギの国(ヨーロッパ)へ行き、パパラギの魔法使いのような奇跡を見ながらも、そこに住む人々があまり幸せそうでないことに気付きます。 この絵本は、その印象を島の人々に語った話をもとにしています。 彼は言います。 パパラギは息のつまりそうな石の割れ目の中に住み、やたらと物を欲しがる。 自然の作ったものに飽き足らず、もっとたくさんの新しい物を作ろうとしている。 パパラギはなんでも自分のものだという。 そして多くの物を持っていても、持たないものにあたえようとはしない。 そのために戦いさえおこる。 パパラギは奇跡をおこす。 機械の驚くべき力に比べると、私たちの力はみすぼらしく見える。 だが自然の力は機械より大きい。パパラギの奇跡は取るに足らないということだ。 彼らの奇跡はどこか不完全だ。 機械は使う人の知らないところでとめどなく皿を作る。そんな皿を、どうやって愛したらいいのか。機械が何でもすぐに作ってしまうので、パパラギはどんな物にも愛情を持たなくなった。 それが機械の持つ大きな呪いだ。 パパラギは知識のための練習を一日中している。 サモアの島の人々はそんな練習をしたことがない。 それでパパラギたちは私たちをかわいそうだと言う。 しかし私たちは頭で考えるのでなく、肌や手足に感じさせる。 自然にものを感じることができる。 そして最後にツイアビは、「他の人より豊かになりたいという欲や、やたらにものを作ること、なんにもならない知識など、そういうガラクタを持って私たちに近づくな、私たちは自然の大きな力からたっぷりといただいた美しい喜びで十分満足している。」と言うのです。 とても90年も前の話には思えません。 この自然に対する謙虚な思いと、にせものの幸福に対する洞察には感嘆させられます。 「ツール・ド・フランス」という言葉は聞いたことがあっても、それがどんな競技なのか全然知りませんでした。この本を読んで、ロードレースと言うのは、長い期間をかけて行われる過酷なスポーツであることがわかりました。 そして他のスポーツと違った勝ち方、価値観はおもしろいです。 チームで何百キロもの距離を走り抜けるのですが、エースを勝たせるため、その風除けのためにだけ走る者、敵のペースを狂わせるために速く走る者、エースの自転車がパンクをしたら自分も止まって自分の車のタイヤを差し出す、でも彼らの名前は残らず、エースだけが勝利者として名前が残る。とにかく徹底したチームプレーなのです。 そして敵味方に限らず、固まって走っているときは、風を受ける先頭を交代しながらしながら走るのです。そして最後の追い込みに入ってからいっせいに勝負に出るのです。 互いに紳士的であることを、もっとも優先するプロスポーツだそうです。 日本では余りなじみがないのですが、ヨーロッパでは大変人気のあるスポーツで、この競技の選手は、日本の野球選手なみの人気なんだとか。 小説では、ある日本のチームの新人選手の目を通して、競技のかけひきの様子や、チームメイトとの交流が描かれていきます。チームのエースは自分にも他人にも厳しく、すばらしい選手なので、主人公は尊敬しているのですが、一方で他のチームメイトから「彼は怖い人だ」と言われたりして、とまどいます。 主人公は着々と実力をつけていき、レギュラーとなって、チームの海外遠征にも出るようになります。そしてその海外でのレースで衝撃的な事件がおきます。 完全なミステリーではありませんが、事件の真相に驚きます。 ロードレースの世界ならではのストーリーでした。 昨今はどこもかしこも環境という名のもとにリサイクル、資源回収を推し進めています。 そうすることが石油の消費を減らし、森林の減少を押さえ、地球温暖化を防ぐと思ってやっていたのに、実はほとんど有効でないとこの本は言うのです。 ペットボトルは24万トン回収したうちの3万トンほどがリサイクルされるだけで、後は焼却されてしまっているとか。おまけにそのリサイクルのためにも、石油を使い、膨大な量の石油が消費される。古紙をリサイクルしても、もともと北半球の木が使われているのだから、熱帯の木々が助かるわけではない(問題は別にあるから)。スーパーの袋とかを使わないと言っても、スーパーの袋は石油精製の廃油から作られているとかで、あえて目の敵にすることはない。割り箸だって間伐材を利用すれば、かえって日本の林業のためにはいいなど、いかに私たちが偏った情報に踊らされていたか、驚くばかりです。 生ゴミばかりになった可燃ごみは燃えにくいので、さらに石油を加えて燃やすのだとか。だったらペットボトルをいっしょに燃やせばよいと著者は言います。ダイオキシンは実は猛毒ではなく、焚き火やゴミの焼却に目くじらを立てる必要はないとも言います。(実際のところ、集めたプラスチック類を燃やしているのですから) マスコミも行政も環境保護とかリサイクルとかいうとイメージがいいので、過剰にあおっている部分があり、意味のないリサイクルのために多額の税金が、一部の業者に支払われているのだそうです。(そんなお金があったら、太陽光発電がもっと安くなるように開発してくれればいいのに。) この本を読むと、しばし虚無感に襲われてしまいます。私たちはいったい何を信じたらいいのでしょうか?本当のことをどうやって知ったらいいのでしょうか。 本屋大賞は2004年から始まったそうですが、これまでに「博士の愛した数式」「夜のピクニック」「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が受賞しています。 比較的読みやすい、若い人に読んでもらいたいという感じのラインナップです。 今回も同じ路線で「一瞬の風になれ」が受賞していました。 書評などで話題になってはいたのですが、いかにも青春小説と言う感じでいまひとつ手にとれなかったのですが、最近ちょっと読んでみたら、けっこうおもしろくて、2巻も読み、3巻も図書館に予約中です。 すごい才能にあふれたサッカーの選手を兄に持っている少年が、高校入学を機に、幼なじみの少年とのいきがかりで、サッカーから陸上へと方向転換をします。幼なじみの少年は中学時代には全国大会に行ったほどのスプリンターですが、どこか練習にいっしょうけんめいにならない感じで、体育会系のサッカー少年ははらはらしたり、怒ったりしながらも、そのすばらしい走りっぷりにあこがれ、がんばっていく話です。その中で先輩やチームメイトとの友情など、青春ドラマがあるのです。 こう書いてしまうと、ほんとうによくある話なのですが、キャラクターがきっといいんですね。みんないい子で。スプリンターの少年だけが、どこか捉えどこのない、非常識ともいえる性格(実は走ることが好きで、まじめな奴です)なのですが、あとの子はみんなやさしいし、まじめだし、ひたむきに走ることに向かっているのです。もともと強豪校ではないので、顧問の先生も、のびのびと子供たちを育てています。 主人公の元サッカー少年の目を通して、陸上の試合の様子、走る感覚、人間関係などが描写されて、とてもよくその場の様子や気持ちが伝わってきます。主人公の素直さが、またかわいいんですね。 ひたすらさわやかで、読んでいて気持ちがいいです。 若い人だけでなく、大人でも読んでみると、すがすがしい気持ちになれますよ。 私たちの食生活にとても身近なウナギなのですが、世界中で18種類しかなく、いまだに生態もよくわかっていないのだそうです。 そのウナギを専門で研究している東大の海洋研究所という立派なところの教授と二人の弟子(途中から弟子たちのみ)が、アフリカのマラウィ、モザンビークなどを、限られた予算の中で貧乏旅行をし、アフリカの漁師たちにまぼろしの熱帯ウナギ、ラビアータを尋ねてまわるのです。 アフリカも海抜の高いところはけっこう涼しいと聞いたことがありますが、ウナギがいるような水辺は低いところが多く、そこで50度という気温を体験したり、飲料水がない中、何時間も、もくもくと乾いた道を歩いたり(水はあっても住血吸虫だらけで飲むどころか水浴びもできない)と、同じ日本人とは思えないほどタフです。すさまじいトイレの使用法や、少しの水でシャワーを浴びる方法、現地の人と交渉する方法など、すごい適応力を見せているのですが、なかなか採集できないラビアータにだんだん精神的にも追い込まれていくあたりはスリリングです。 そんな命をかけた過酷な旅をして、やっとの思いで日本に帰ってくるのですが、とたんにめまぐるしい日本の時間に追われ、アフリカののんびりした時間が恋しくなるというのがおもしろいです。 Copyright (C) 2004 paperboy&co. All Rights Reserved. このサイトは Amazon.co.jp のアソシエイトです。 |