ブック・ガイド この本を読んでみよう!

お勧めの書籍を紹介
 
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと
評価:
エーリッヒ ショイルマン,Erich Scheurmann,岡崎 照男,和田 誠,ツイアビ,Tuiavii
立風書房
¥ 1,470
Amazonおすすめ度:
パパラギというのはサモア語で白人をさします。
サモアの酋長ツイアビは1915年頃、パパラギの国(ヨーロッパ)へ行き、パパラギの魔法使いのような奇跡を見ながらも、そこに住む人々があまり幸せそうでないことに気付きます。
この絵本は、その印象を島の人々に語った話をもとにしています。

彼は言います。
パパラギは息のつまりそうな石の割れ目の中に住み、やたらと物を欲しがる。
自然の作ったものに飽き足らず、もっとたくさんの新しい物を作ろうとしている。
パパラギはなんでも自分のものだという。
そして多くの物を持っていても、持たないものにあたえようとはしない。
そのために戦いさえおこる。

パパラギは奇跡をおこす。
機械の驚くべき力に比べると、私たちの力はみすぼらしく見える。
だが自然の力は機械より大きい。パパラギの奇跡は取るに足らないということだ。
彼らの奇跡はどこか不完全だ。
機械は使う人の知らないところでとめどなく皿を作る。そんな皿を、どうやって愛したらいいのか。機械が何でもすぐに作ってしまうので、パパラギはどんな物にも愛情を持たなくなった。
それが機械の持つ大きな呪いだ。

パパラギは知識のための練習を一日中している。
サモアの島の人々はそんな練習をしたことがない。
それでパパラギたちは私たちをかわいそうだと言う。
しかし私たちは頭で考えるのでなく、肌や手足に感じさせる。
自然にものを感じることができる。

そして最後にツイアビは、「他の人より豊かになりたいという欲や、やたらにものを作ること、なんにもならない知識など、そういうガラクタを持って私たちに近づくな、私たちは自然の大きな力からたっぷりといただいた美しい喜びで十分満足している。」と言うのです。
とても90年も前の話には思えません。
この自然に対する謙虚な思いと、にせものの幸福に対する洞察には感嘆させられます。

もりのこえ モリゾーとキッコロの絵本
もりのこえの記事は移転しました。

Copyright (C) 2004 paperboy&co. All Rights Reserved.

Powered by "JUGEM"

このサイトは Amazon.co.jp のアソシエイトです。