ブック・ガイド この本を読んでみよう!

お勧めの書籍を紹介
 
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

アフリカにょろり旅
評価:
青山 潤
講談社
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:
新聞の書評に出ていて興味をそそられて読んだのですが、普段はエッセイだとなかなか読み進めない私が、一気に読んでしまいました。まじめな学術調査の旅のはずなのですが、おもいっきり冒険物なのです。

私たちの食生活にとても身近なウナギなのですが、世界中で18種類しかなく、いまだに生態もよくわかっていないのだそうです。
そのウナギを専門で研究している東大の海洋研究所という立派なところの教授と二人の弟子(途中から弟子たちのみ)が、アフリカのマラウィ、モザンビークなどを、限られた予算の中で貧乏旅行をし、アフリカの漁師たちにまぼろしの熱帯ウナギ、ラビアータを尋ねてまわるのです。

アフリカも海抜の高いところはけっこう涼しいと聞いたことがありますが、ウナギがいるような水辺は低いところが多く、そこで50度という気温を体験したり、飲料水がない中、何時間も、もくもくと乾いた道を歩いたり(水はあっても住血吸虫だらけで飲むどころか水浴びもできない)と、同じ日本人とは思えないほどタフです。すさまじいトイレの使用法や、少しの水でシャワーを浴びる方法、現地の人と交渉する方法など、すごい適応力を見せているのですが、なかなか採集できないラビアータにだんだん精神的にも追い込まれていくあたりはスリリングです。

そんな命をかけた過酷な旅をして、やっとの思いで日本に帰ってくるのですが、とたんにめまぐるしい日本の時間に追われ、アフリカののんびりした時間が恋しくなるというのがおもしろいです。
スポンサーサイト
トラックバック
この記事のトラックバックURL(この記事へのリンクがないと受け付けられません)
http://aff.jugem.jp/trackback/100
 

Copyright (C) 2004 paperboy&co. All Rights Reserved.

Powered by "JUGEM"

このサイトは Amazon.co.jp のアソシエイトです。